
2024年6月にインド最南端のカニャクマリ(Kanniyakumari)へ行くために、チェンナイからナガルコイル(Nagercoil)まで列車で行きましたので、その往復の列車をご紹介いたします。インドの準高速鉄道と言われるVande Bharat Expressが2024年よりChennai Egmore~Nagercoil Junction間で運行開始されました。これにより週末1泊でチェンナイからカニャクマリへ行く事が可能になりました。土曜日早朝発、日曜深夜戻りでチェンナイから行ってみました。
往路(Chennai Egmore→Nagercoil Junction)

目覚めのチャイを求めて売店に並びます。午前4時台のChennnai Egmore駅は早朝にも関わらず大勢の人々が列車を待っています。

一口サイズですがINR 10(当時約JPY 19)です。砂糖は少なめと言わないととても甘いものが出てきます。

インドの鉄道駅は旅心をくすぐる駅が多いです。Chennai Egmore駅の屋根に覆われた雰囲気は欧州の鉄道駅を彷彿させます。

駅のホームでの駅寝。1人用テントは蚊避けにもなりますし快適そうです。

この列車には2+2列のExecutive Chair Carと、2+3列のAC Chair Carがあります。日本の新幹線のグリーン車と普通車のイメージです。Executive Chair CarはINR 3,240(2024年6月当時約JPY 6,120)、AC Chair CarはINR 1,760(2024年6月当時約JPY 3,324)です。8時間以上の乗車ですのでExecutive Chair Carを予約しました。
列車名 | Madras Nagaercoil junction Vande Bharat Express |
列車番号 | 06057 |
乗車区間 | Chennai Egmore 5:00発 → Nagercoil Junction 13:50着 |
列車番号も時刻も変わる事があるので旅程に合わせた希望の時間帯で列車選定するのが良いと考えます。インド国鉄予約サイトでは上記列車名がMS NCJ VBのように省略されて記載されています。VBはVande Bharat列車の事で全車空調、速度も速く便利です。
【2025年3月現在、列車番号は20627に変更されています】
Chennai Egmore駅は下記の場所です。

この列車は食事が付いていませんので社内販売で食べ物を買います。サモサと言えば中身がカレー味のポテトが入ったものが主流ですが、この列車内ではオニオン・サモサがありました。春巻きのような薄目の皮に味付けされた玉ねぎが入っていて逸品です。

終点nagercoil junction駅に到着です。ここからはオートリキシャに乗ってインド最南端のカニャクマリを目指しますので別の記事でご紹介いたします。
復路(Nagercoil Junction→Chennai Egmore)

Nagercoil Junction駅に戻ってきました。日曜日のチェンナイへの戻りの列車は14:50発です。
Nagercoil Junction駅は下記の場所です。

Nagercoil Junction駅のホームです。

列車に乗る前にチャイを求めて売店に行きます。

当駅でも1杯、INR 10です。

乗車する列車の車両です。Vande Bharatの車両は2019年から製造されています。
列車名 | Nagaercoil Junction Madras Vande Bharat Express |
列車番号 | 06058 |
乗車区間 | Nagercoil Junction 14:50発 → Chennai Egmore 23:45着 |
【2025年3月現在、列車番号は20627に、Nagercoil Junction 14:20発 → Chennai Egmore 23:00着に変更されています】

帰りも快適さを求めてExecutive Chair Carを予約しました。

帰りの列車も食事の付いていない列車ですので車内販売のチキンカレーとチャパティのセットを購入します。料金を失念してしまいましたが100ルピー台だったと記憶してます。

Chennai Egmore駅に戻ってきました。8時間以上の乗車時間でも快適で全く疲れませんでした。
おわりに
私の主観でのリピート評価4段階は以下の通りです。カニャクマリで宿泊したホテルは別の記事でご紹介いたします。
★★★ | 素晴らしい、リピート確定 | |
こちら→ | ★★☆ | また来たい |
★☆☆ | 普通 | |
☆☆☆ | 微妙 |
