LH(Lufthansa)EN(Air Dolomiti)ベネチアへのフライト・機内食

2024年5月にルフトハンザドイツ航空でフランクフルト経由、ベネチアに行きましたので機内食と機材をご紹介いたします。
この旅行の記事一覧はこちらからご覧いただけます。イタリア・バチカン市国・サンマリノ(2024年5月1日~5月6日)

フライト選定

限られた日程で発着時間も無理の無いフライトを選んだらルフトハンザになりました。2024年5月1日 1:50 AM発、5月5日深夜(日付は5月6日)戻りです。散財でしたがプレミアム・エコノミーを選択、往復INR 151,146(2024年5月当時約 JPY 281,373)でした。

搭乗記

LH-759 (MAA→FRA) 2024年5月1日

A340は1990年代に登場し、当時の双発機では到達できなかった超長距離路線をカバーするために設計された機材です。ETOPS(Extended-range Twin-engine Operational Performance Standards)という双発機が長距離飛行を行う際の安全基準を定めた国際的なルールがあります。1985年にETOPS120分という緩和がされ、双発機でもエンジン1基が停止した場合に120分以内に代替空港へ到達できるルートであれば、大西洋横断が可能になりました。1990年代にはETOPS180分が導入され、さらに2000年代以降はETOPS330分やETOPS370分といった長時間の認可も登場しました。これにより、双発機でも太平洋や南極圏など、ほぼすべての地球上のルートを飛行できるようになり、4発エンジンの燃費の悪いA340はB777などに取って代わられました。ルフトハンザドイツ航空は2028年までにA340を退役させるとのことで、いつまでも4発機の雄姿を見れる訳ではなさそうです。

フライトMAA(チェンナイ)1:50 AM発→FRA(フランクフルト)8:30 AM着
機材A340-300
機体番号D-AIGZ(機体年齢:搭乗時23年)
履歴2000年6月からルフトハンザドイツ航空一筋

さすがルフトハンザの落ち着いた内装です。23年前の機材を感じさせません。

古いエアバスの機材で見かける座席番号ランプです。最近の機材でも導入すればいいのに、と思ってしまうお洒落なアイテムです。

深夜発ですが、出発後機内食はしっかり提供されます。バターはインドのAmulバターです。バターの女の子のイラストは1967年に登場、Amul GirlとかAmulyaという名前があり、インドの街中でもよく見かけます。Amulはグジャラート協同組合牛乳販売連盟(GCMMF)のブランドで、インドではチーズやバター、アイス等で必ずと言う程お世話になります。

そして到着前の朝食もしっかり提供されます。

LH-326 (FRA→VCE) 2024年5月1日

1994年にルフトハンザ航空によって商業運航が開始された機材です。まさに1994年製の機材に乗れました。A320の派生型としてより多くの乗客を運べる機体を求めてA321を開発、特にB757に対抗する狙いがあり、ルフトハンザやアリタリアからの需要が開発を後押ししました。しかし後に登場した航続距離延長型のA321-200や、燃費性能に優れたA321neoシリーズに置き換えられつつあります。こちらもいつまでも雄姿が見れる訳ではなく味わって搭乗します。

フライトFRA(フランクフルト)12:35 PM発→VCE(ベネチア)13:55 PM着
機材A321-131
機体番号D-AIRK(機体年齢:搭乗時29年)
履歴1994年7月からルフトハンザドイツ航空一筋

バス移動で搭乗となりました。

29年前の機材ですがルフトハンザは古い機材をきれいに大事に使います。

当機材も座席番号ランプを備える古い機材です。

このフライトは僅か1時間20分のフライト時間ですので機内食はありません。お水を有難くいただきます。

EN-8237 (VCE→MUC) 2024年5月5日

ここからはベネチアから帰りのフライトです。初めてブラジルの航空機メーカー、エンブラエル社のE195に搭乗しました。

フライトVCE(ベネチア)20:05 PM発→MUC(ミュンヘン)21:10 PM着
機材Embrael E195LR
機体番号I-ADJK(機体年齢:搭乗時15年)
履歴2009年1月からルAir Dolomiti一筋

エンブラエルE195は片側2列シートですので、中央席が無いことにより窮屈さが無く快適です。

まもなく離陸です。

上空からベネチアを見納めします。

このフライトは僅か1時間5分のフライト時間ですので水とクッキーが配られるだけです。次のフライトは明朝ですので一旦空港外に出てホテルで一泊します。

LH-95 (MUC→FRA) 2024年5月6日

今回の旅行で機齢12年は新しい機材と思えるようになりました。

フライトMUC(ミュンヘン)8:00 AM発→FRA(フランクフルト)9:00 AM着
機材A321-231
機体番号D-AIDL(機体年齢:搭乗時12年)
履歴2011年11月からルルフトハンザドイツ航空一筋

最近の新幹線車両の方が空気抵抗無さそうです。

2011年のエアバス機は座席番号ランプを廃止しています、残念です。

LH-758 (FRA→MAA) 2024年5月6日

A340乗り納め、帰りのフライトです。

フライトFRA(フランクフルト)11:15 AM発→MAA(チェンナイ)0:10 AM着
機材A340-313
機体番号D-AIGO(機体年齢:搭乗時25年)
履歴1998年8月からルルフトハンザドイツ航空一筋

プレミアム・エコノミーの様子です。

ルフトハンザのA340のプレミアムエコノミーの最前列のみレッグレストが装備されています。2列目以降はこの装備が無いのでネットで座席指定時に最前列を確保するとお得です。しかし勤務でないパイロットが隣に座っており、乗務員の回送にプレミアムエコノミーの最前列が使われているように感じました。いずれにしても早い者勝ちだと思われます。座席番号10番であれば両端でも中央でもレッグレストは装備されています。A340-300のシートマップはこちらで閲覧できます。

出発後の食事です。ごはんに胡麻がかかっており日本食に似ています。

到着前の食事、海老ご飯です。こちらも美味しい機内食でした。

おわりに

私の主観でのリピート評価4段階は以下の通りです。

こちら→★★★素晴らしい、リピート確定
★★☆また来たい
★☆☆普通
☆☆☆微妙
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