【世界遺産】 サンマリノ歴史地区とティターノ山

2024年5月にサンマリノの歴史地区を散策しましたのでご紹介いたします。サンマリノ歴史地区とティターノ山は、2008年に世界遺産に登録された、世界最古の共和国・サンマリノの象徴的な場所です。ティターノ山の山頂に築かれたこの都市は、険しい地形と中世の都市構造をそのまま残しており石畳の道や城壁、3つの要塞(Guaita、Cesta、Montale)が特徴です。これらの要塞は防衛のために建てられ、今でもその壮観な姿をとどめています。
この旅行の記事一覧はこちらからご覧いただけます。イタリア・バチカン市国・サンマリノ(2024年5月1日~5月6日)

サンマリノの歴史地区とティターノ山

ホテルの受付でもらった地図です。第一の塔と第二の塔は16:30までだとアドバイスを受け、地図に記載してくれました。宿泊したホテルはこちらの記事でご紹介いたします。

Rocca or Guaita(第1塔)

ホテル受付でTutto San Marino Cardというカードを無料で貰いました。これを第一の塔入口の入場券売り場で提示したらEUR 11がEUR 8になりました。(2024年5月当時約 JPY 1,331)

15:25 PM
この日はローマから車を運転し、15時ごろにサンマリノの歴史地区内のホテルにチェックインしました。ティターノ山の上にある塔は16:30までとのことで急いで行ってみました。ホテルの場所がP6駐車場と赤丸⑥の近くに手書きでⒽと書かれた所です。ここから赤丸①のRocca or Guaita (First tower)へ歩いてきました。僅か100m、2分です。

Guaita(第一塔、Rocca/ロンカとも呼ばれます)内部の展示物です。夜中に歩きだしそうな甲冑が展示されています。ここは11世紀築の歴史的要塞で、16世紀まで牢獄としても使われました。現在は城壁や塔内部に中世〜近世の武具や火器(大砲や臼砲、砲台、槍、盾など)を展示し、サンマリノの防衛史を見ることができます。特に中庭には砲兵関連の装備が配置され、堅牢な構造と歴史的景観の両方を楽しむ事ができます。

Rocca or Guaitaからの景色です。

Rocca or GuaitaからCesta or Fratta (Second Tower) を眺めます。

施設名Prima Torre(グアイタ城砦)
住所Salita Alla Rocca, 61, 47890 Città di San Marino
電話+3780549991369
公式ホームページhttps://www.museidistato.sm/primaTorre.html
営業時間毎日 9時30分~16時30分 (宿泊したホテルの受付で聞いた情報です)

Falesia Second Tower(第2塔)

16:00 PM
Falesia Second Towerに歩いてきました。Rocca or Guaitaから300m、徒歩6分で来れます。16:30で閉まるのでこちらも急いで来ました。

サンマリノの第二塔(Cesta/Falesia)は、1956年から古武器博物館として利用されており、約700点の剣や盾、火縄銃、短剣銃や両手剣といった武器・甲冑が4部屋に分けて展示されています。

Falesia Second TowerからRocca or Guaitaを眺めます。息をのむ美しさです。宿泊するホテルはこの城壁の中で城のすぐ下に写っています。

Falesia Second Towerからの景色です。

Falesia Second Towerから第三塔(Montale)を眺めます。このMontaleは、14世紀に建てられた見張り用の塔で最も小さいながらも戦略的に重要な役割を果たしていました。 Rocca or GuaitaやFalesia Second Towerと異なり一般公開はされておらず、外観のみ見学可能です。ここを見学してちょうど閉館時間の16:30になりましたので、ぎりぎり時間内に全ての塔を眺めることができました。

施設名Falesia Second Tower
住所Salita Alla Cesta, 47890 Città di San Marino
公式ホームページhttps://www.castellidisanmarino.com/torre-cesta/
営業時間毎日 9時30分~16時30分 (宿泊したホテルの受付で聞いた情報です)

Antica Gelateria

17:50 PM
Antica Gelateriaでジェラートを食べてみましたので別の記事でご紹介いたします。

Gelateria L’Alchimista

18:20 PM
Gelateria L’Alchimistaでジェラートを食べてみましたので別の記事でご紹介いたします。

サンマリノ歴史地区散策

山麓からはロープウェィが出ています。

Cava dei Balestrieri(クロスボウ射手の石切り場)です。市街地に位置する歴史的な旧採石場で、元々19世紀後半に市庁舎(Palazzo Pubblico)改修用の石材を採掘するために造られました。その後、1960年代からサンマリノのボウ射手団(Federazione Balestrieri Sammarinesi)の練習・競技場として転用され、1971年9月3日に公式に開場しました。以来、ここではイタリア式な大弩(balestre)による射的大会、毎年9月3日の守護聖人祭(Festa del Santo Patrono)に開催される「パリオ・デイ・バレスティエリ」が行われています。

サンマリノがこのような高い場所、ティターノ山の上に町を築いたのは、防衛のためが主な理由です。サンマリノは4世紀にキリスト教徒の石工マリヌスによって建国されましたが、当時はローマ帝国末期で異教徒からの迫害や戦乱が頻発していました。ティターノ山の山頂は自然の要塞であり、敵からの攻撃を防ぎやすく、外界を広く見渡せる戦略的な場所でした。この立地のおかげで、サンマリノは他国の侵略を免れ、長い独立を守ることができたとされています。防衛と自由保持の象徴が、この高地の町なのです。現在ではロープウェイや車で容易に上ってこれますが、きっと難所だったのかと思いを馳せます。

私の好物、Y字路萌えです

Ristorante Bolognese

19:30 PM
Ristorante Bologneseで夕食を食べましたので別の記事でご紹介いたします。

食後のサンマリノ歴史地区散策

Basilica di San Marino(サン・マリノ大聖堂)は、国の守護聖人である聖マリヌスに捧げられたサンマリノ共和国の主聖堂です。現在の建物は1838年にネオクラシック様式で再建されたもので、古代教会の跡地に建てられました。正面の列柱が印象的で、内部には聖マリヌスの聖遺物が安置されています。宗教行事や国家的儀式も行われる場所です。

ホテル戻り

21:15 PM
随分ぶらぶらと散策しました。いくら歩いても飽きない街です。ようやくホテルに戻って来ました。

おわりに

サンマリノの街歩きについて私の主観でのリピート評価4段階は以下の通りです。
街の風景、下界に広がる景色、全てが息をのむ景色です。

こちら→★★★素晴らしい、リピート確定
★★☆また来たい
★☆☆普通
☆☆☆微妙

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