パサデナからウィリアムズまで、ルート66に刻まれた歴史を訪ねて

2023年12月24日、カリフォルニア州パサデナからアリゾナ州ウィリアムズまで、古き良きアメリカの面影を残すルート66を辿ったドライブの様子をご紹介いたします。
ルート66は1926年に創設され、イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカを結ぶ全長約3,755キロメートルの大陸横断道路として、アメリカの発展を支えてきました。大恐慌時代には西を目指す人々の希望の道となり、戦後はモータリゼーションの象徴として栄華を極めました。しかし、1950年代から始まった州間高速道路(インターステート・ハイウェイ)網の発達により、その役割を終え、1985年に正式に廃線となりました。現在は「ヒストリック・ルート66」として、かつての面影を惜しむ人々によって守られています。本記事では、ハイウェイを主軸にしつつ、路上に残るペイントや歴史的な拠点を巡る旅の記録を綴ります。
おおよその時刻を下記いたしますので、所要時間の参考にされてください。

カリフォルニア州パサデナからアリゾナ州ウィリアムズまでドライブ
  • 9:00 AM
    A. チェックアウト、出発
  • 10:42 AM
    B. Barstow郊外、最初のルート66路上ペイント

  • 11:44 AM
    C. バグダッドカフェ
  • 12:14 PM
    D. 2か所目のルート66路上ペイント
  • 12:40 PM
    E. Dairy Queen
  • 14:24 PM
    F. ルート66の装飾に彩られたガソリンスタンド (カリフォルニア州、Essex)
  • 18:34 PM
    G. A&Wと大きな壁画のガソリンスタンド (アリゾナ州、Seligman)
  • 20:19 PM
    H. ウィリアムズ到着
  • 21:05 PM
    グランドキャニオン鉄道駅
  • 21:53 PM
    ホテルへのチェックイン

この日の行程路です。

パサデナからの出発と最初のルート66路上ペイント

2023年12月24日の朝9時、宿泊していたロサンゼルス郊外のパサデナにあるホテル「Howard Johnson by Wyndham Pasadena」をレンタカーで出発いたしました。

I-15(州間高速15号線)を北へ向かいます。

I-15とI-215の分岐点です。

大都市であるロサンゼルス郊外のパサデナから1時間20分走行しただけで、このような景色を見る事ができます。

10:42 AM
最初に向かったのは、ビクタービル郊外にあるナショナル・トレイルズ・ハイウェイ(カリフォルニア州道66号線)です。ここには、アスファルトの路上に大きく「ROUTE 66」と書かれたペイントがあり、記念撮影の名所となっています。

この道はかつてのルート66そのものであり、周囲には荒涼とした砂漠の風景が広がります。道路のすぐ脇には、BNSF鉄道の線路が並行して走っています。BNSF鉄道は、北米最大級の貨物鉄道会社であり、その歴史は19世紀の西部開拓時代にまで遡ります。1849年オーロラ・ブランチ鉄道の設立(BNSFのルーツ)、イリノイ州でわずか12マイル(約19km)の路線からスタート。これが後のバーリントン鉄道(CB&Q)となります。併合を繰り返し、1995年に北部の覇者「BN」と、南西部の名門「サンタフェ(ATSF)」が合併。アメリカ西半分をほぼ全てカバーする、現在のBNSFが完成しました。2010年には投資家ウォーレン・バフェット率いる投資会社、バークシャー・ハサウェイがBNSFを完全買収しました。
かつて鉄道がアメリカの東西を結び、物流の主役であった時代から、やがてルート66のような自動車道路へと主役が移り変わっていった歴史の流れを感じることができます。鉄道と道路が並走するこの光景は、アメリカの輸送史を象徴する場所と言えるでしょう。

バグダッドカフェと歴史の面影

11:44 AM
続いて、映画の舞台としても有名な「バグダッドカフェ」を目指しました。バグダッドカフェは、1987年の同名映画によって世界的にその名が知られるようになりました。アメリカ西部の砂漠を舞台に、孤独な女性二人の交流と再生を描いた名作です。
かつてはバグダッドという町が近くにありましたが、現在はゴーストタウン化しており、このカフェが往時の面影を留める貴重な存在となっています。私が訪れた際はクリスマスだからか閉店でした。

名称Bagdad Cafe
住所46548 National Trails Hwy, Newberry Springs, CA 92365
URLhttp://bagdad-cafe-usa.com/
電話+17602676486
営業時間9:00~19:00

バグダッドカフェのすぐ横には「Old Henning Motel」の看板だけが残されています。かつては旅人の休息の場として賑わっていたモーテルですが、現在は建物はなく看板がその歴史を静かに伝えています。ルート66が主要幹線道路であった時代の活気と、その後の衰退という時の流れを感じさせる風景です。

ルート66路上ペイントと州道66号線の由来

12:14 PM
さらに進み、次に出現するルート66の路上ペイントを目指しました。ここでも路上に描かれた紋章と、カリフォルニア州道66号線の標識を確認することができます。

カリフォルニア州道66号線がこの番号を採番しているのは、かつての国道66号線(ルート66)が廃止された後、そのルートを公的に記憶に留め、敬意を表するために意図的に同じ「66」という番号が割り振られたという背景があります。歴史を大切にする文化が、道路番号一つにも反映されています。

Dairy Queenへの立ち寄り

12:40 PM
次に「Dairy Queen」へと向かいました。こちらでの様子については、別の記事にてご紹介いたします。

ルート66の装飾に彩られたガソリンスタンド

14:24 PM
続いて、こちらのガソリンスタンドに立ち寄りました。

併設されている店舗は、ゴミ箱に至るまでルート66の装飾で埋め尽くされており、オーナーのこだわりが感じられます。先ほどのDairy Queenからここまでの道のりでも、広大な砂漠とどこまでも続く一本道の車窓風景が続き、アメリカ大陸を横断している実感が湧いてまいります。

名称Najah’s Desert Oasis
住所31251 Goffs Rd, Essex, CA 92332
電話+17606940181
営業時間6:00~22:00 (土日は6:00~0:00)

A&Wと大きな壁画のガソリンスタンド

17:30 PM、カリフォルニア州とアリゾナ州境を通ります。

18:34 PM
日が落ち始めた頃、こちらのガソリンスタンドに寄りました。

店内にはファストフードチェーンの「A&W」が入店しており、やはり内装はルート66一色に彩られています。
そして映画「Cars」もルート66のその衰退と再生をテーマにした映画です。映画の中で最も象徴的なのは、「なぜこの町が忘れ去られたのか」を語るシーンです。1950年代以降、効率とスピードを重視した高速道路(I-40など)が開通したことで、ルート66を通る車がいなくなり、沿線の町がゴーストタウン化していった歴史が忠実に描かれています。映画の劇中で、マックィーンが踏切で列車に足止めされそうになったりするシーンがありますが、あれは西部の物流を支える鉄道の存在感をリアルに表現しています。まさにそれが現在のBNSF鉄道です。映画「Cars」の深い魅力を感じます。

名称Chevron
住所527 Chino St, Seligman, AZ 86337
電話+19284227866
営業時間6:00~22:00

クリスマス・イブのウィリアムズ到着

20:19 PM
今夜の宿泊地であるウィリアムズの街に到着いたしました。
ウィリアムズは、ルート66が最後に州間高速道路に取って代わられた場所として知られる歴史的な街です。ダウンタウンは小さいながらも、美しいクリスマスのイルミネーションで飾られており、古き良きアメリカの小さな街の温かみを感じることができました。

壁画にもルート66沿道である街の誇りが感じられます。

到着したのが12月24日の夜ということもあり、レストランの多くは既に閉まっておりました。開いているのはアルコールを提供するバーが中心でしたが、私は運転があるため控え、近くのサークルKでサンドイッチを購入して夕食といたしました。

名称サークル K
住所222 W Rte 66, Williams, AZ 86046
URLhttps://www.circlek.com/store-locator/US/williams/222-w-rt-66/2700817
電話+19286352557
営業時間24 時間営業

グランドキャニオン鉄道駅の賑わい

21:05 PM
夕食を済ませた後、近くの「Grand Canyon Railway Depot(ウィリアムズ駅)」へ足を運びました。

ちょうどグランドキャニオンからの列車が戻ってきたところで、駅構内は非常に活気づいていました。保存展示されている蒸気機関車(SL)や貨物列車の最後尾に連結される車掌車(カブース)など、歴史的な車両も全てクリスマス装飾が施されており、非常に幻想的な光景でした。
この「グランドキャニオン鉄道」は、1901年に開通し、自動車が普及する以前から観光客をグランドキャニオンへと運んできた歴史ある鉄道です。一度は廃線となりましたが、現在は観光鉄道として復活し、多くの人々に愛されています。

名称Grand Canyon Railway Depot
住所280 N Grand Canyon Blvd, Williams, AZ 86046
URLhttps://www.thetrain.com/
電話+18008438724

ホテルへのチェックイン

21:53 PM
本日の目的地であるホテルに無事到着いたしました。長時間のドライブとなりましたが、ルート66の歴史と現代の風景が交差する充実した一日となりました。ホテルの詳細や設備については、また別の記事にてくご紹介いたします。

おわりに

私の主観でのリピート評価4段階は以下の通りです。
出発点のPasadinaでのホテルはこちらの記事でご紹介いたします。

こちら→★★★素晴らしい、リピート確定
★★☆また来たい
★☆☆普通
☆☆☆微妙

この旅行の記事一覧はこちらからご覧いただけます。アメリカ・カナダ・メキシコ(2023年12月23日~2024年1月2日)

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