【世界遺産】グランドキャニオン~ラスベガスへのドライブ

2023年12月25日。クリスマス当日、宿泊していたアリゾナ州ウィリアムズから、グランドキャニオンを経てネバダ州ラスベガスへと向かう、長距離ドライブへと出発しました。
視界を遮るもののない地平線、数億年の時を刻む断層、そしてラスベガスの都会の光。一瞬たりとも目が離せない、感情が揺さぶられ続けた一日でした。

ウィリアムズからグランドキャニオン経由、ラスベガスへのドライブ
  • 8:14 AM
    アリゾナ州ウィリアムズのホテル出発
  • 9:50 AM
    グランドキャニオン到着
  • 10:39 AM
    Pipe Creek Vista
  • 10:53 AM
    Duck on a Rock Viewpoint
  • 11:20 AM
    Moran Point

  • 11:50 AM
    Navajo Point

  • 12:02 PM
    グランドキャニオン国立公園標識
  • 12:24 PM
    眺めの良いPint of Interest
  • 14:13 PM
    Lower Antelope canyon tour
  • 14:30 PM
    Red Rock scenic viewpoint
  • 15:00 PM
    グレンキャニオンダム
  • 20:00 PM
    ラスベガス ホテルチェックイン

約472マイル(約760 km)の行程です。東京駅から東海道本線、山陽本線で西へ向かうと兵庫県西部のたつの市付近までの距離です。

Arizona State Route 64でグランドキャニオンへ

8:14 AM
ウィリアムズのホテルの朝食で満腹になった後は車でArizona State Route 64を北上、グランドキャニオンの南側であるSouth RImを目指します。宿泊したハワード ジョンソン ウィリアムズ(こちらの記事でご紹介)からグランドキャニオンSouth RIm駐車場までは約60マイル(約96.5 km)です。
アスファルト道路で、ひび割れした箇所にシーリング材を入れて補修しており、運転していると補修個所を踏むたびにパタパタ音がして少々煩いです。しかしこれだけの田舎の州道を長距離に渡りメンテナンスが行き届いていることに感心します。
グランドキャニオン国立公園入口で料金所が有り、乗車車1台当たりUSD 35を入場料として支払います。国立公園局のホームページには現金を受け付けないとの記載がありますのでクレジットカードの用意が必要です。
さらに当ホームページには、16歳以上で米国居住者以外で年間パスまたはアメリカ・ザ・ビューティフル・パスを所持していない場合は1人あたりUSD 100がかかるとあります。

駐車場は以下の場所にあります。駐車料金はかかりませんでした。

グランドキャニオン

Stephen Tyng Mather Memorial(スティーブン・タイイング・マザー記念碑)

9:50 AM
グランドキャニオンを眺めようとMather Pointへ行こうとすると、アメリカ合衆国国立公園局(NPS)の初代局長であり、現代の国立公園システムの基礎を築いたスティーブン・タイイング・マザー。彼の多大なる貢献を記念して、グランドキャニオンのサウスリムに設置されたブロンズの記念プラーク(碑文)が目に止まります。
スティーブン・タイイング・マザーは、アメリカの国立公園を一つの組織として管理・保護するための「国立公園局」を1916年に創設し、その初代局長を務めた人物です。彼は私財を投じてまで公園の保護に奔走し、「国立公園の父」として今もなお尊敬を集めています。マザーのリーダーシップにより、国立公園は「誰もがアクセスでき、かつ将来の世代のために手つかずの状態で残されるべき場所」として定義されました。グランドキャニオンを訪れる人々が目にする壮大な景色は、彼が100年以上前に描いたビジョンが守られ続けている証でもあります。

Mather Point(マーサーポイント)

展望デッキに立つと、目の前には想像を絶する巨大な峡谷が広がります。朝日が低い角度から差し込み、何層にも重なった岩肌に深い陰影を描き出していました。12月のキリリと冷えた空気の中で見る、赤やオレンジの鮮やかなグラデーションは自然が作り出した最高傑作です。訪れる人々が思わず沈黙し、ただただシャッターを切る音が響いていました。ここは上述のスティーブン・マーサーにちなんで名付けられた場所です。彼の見た感動が、時を超えて今ここに共有されているのを感じます。

クリスマスを感じさせる一行がいました。この後、この一行に記念撮影のシャッター係を頼まれました。

息をのむ美しさとはこのことを言うのだと感じました。

Pipe Creek Vista

10:39 AM
少し車を走らせると、また違った表情の峡谷が現れます。マーサーポイントよりも静かなこの場所からは、崖の淵を縫うように走るトレイルや、遠く深くを流れるコロラド川の気配をより近くに感じることができます。静かに景色とできる穴場スポットです。

Duck on a Rock Viewpoint

10:53 AM
面白い名前の展望台に立ち寄りました。その名の通り、まるでアヒル(Duck)が岩の上にちょこんと座っているかのような奇岩を見ることができます。自然が何万年もの歳月をかけて彫り上げたこのユーモラスな造形は、見る角度によって本当に生きているかのよう。青空とのコントラストが美しく、写真の左側に鎮座しています。

Moran Point(モラン・ポイント)

11:20 AM
さらに東へと進むと、画家のトマス・モランがその美しさをキャンバスに収めたことで知られるモラン・ポイントがあります。ここでは岩の色が一層深みを増し、地質学的な歴史の深さを物語っています。ここを訪れた人々は、その圧倒的な色彩の美しさに魅了され、「写真では伝えきれない色彩の暴力」とまで称賛しています。光の当たり方で刻一刻と表情を変える岩肌は、いつまで見ていても飽きることがありません。

芸術家にとって、モラン(Thomas Moran)は「絵画の宝庫」として自然を見ていました。1873年、地質学者ジョン・ウェズリー・パウエルは、モランをグランドキャニオンの地質調査に同行させました。
モランにとって、この峡谷は「これまで見た中で最も畏敬の念を抱かせる壮大な景色」でした。アメリカ風景画の第一人者として、モランは西部観光の発展や、西部国立公園設立へ向けた議会の支援に影響を与えました。白黒写真や版画が主流だった時代に、モランの鮮やかな色彩の絵画は、グランドキャニオンの魅力をアメリカ国民に生き生きと伝えました。というようなことがこの看板に記載されています。
帰宅後、「Thomas Moran Grand Canyon」で画像検索すると数々の美しい絵画が出てきました。絵画でこの雄大な景色を伝えたかったのだろうと100年以上の時を経て感じさせられました。

Navajo Point(ナバホポイント)

11:50 AM
このエリアで最も標高の高い場所の一つ、ナバホポイントに到着しました。眼下にはコロラド川が大きく蛇行するダイナミックな姿を捉えることができ、ここが「大峡谷」と呼ばれる所以を肌で感じます。この地を聖なる場所として守ってきた先住民ナバホの人々の精神が宿っているかのような、厳かで神聖な空気が漂っていました。

グランドキャニオン国立公園標識

12:02 PM
公園を後にする前に、世界遺産マークの入った標識の前で記念撮影。この看板を背にして本当にこの巨大な世界遺産の中にいたんだという実感が改めて湧いてきます。

Arizona State Route 64

どこまでも青い空が広がる荒野を運転します。

281 mileポスト前のPoint of Interest

12:24 PM
メインの観光スポットを外れても、感動は終わりません。ふと車を停めた何気ない路肩からも、地平線まで続く雄大な景色が広がります。州道64号線沿いに流れるリトルコロラド川が長年をかけて削った渓谷があります。グランドキャニオンの雄大さにはかなわないものの、自然の雄大さを感じずにはいられません。風の音だけが聞こえる贅沢な場所でした。

Lower Antelope Canyon

14:13 PM
ここから光と砂の芸術、アンテロープキャニオンへのツアーがあるようですが、道路からの風景の写真だけを撮影して先に進みます。

Red Rock scenic viewpoint

14:30 PM
太陽の光を浴びて燃えるように赤く染まる岩山を見つめます。乾燥した大地特有の乾いた風が心地よく、これぞアメリカの西部の旅、という旅情を掻き立てられます。

国道US 89号線を北上します。

Glen Canyon Dam(グレンキャニオンダム)

15:00 PM
旅の終盤、巨大な人工建造物であるグレンキャニオンダムへ。コロラド川を堰き止める圧倒的なスケールのコンクリートの壁と、その背後に広がる真っ青なパウエル湖。大自然と人間の力の融合を感じさせる圧巻の景色です。ダムの巨大さと周囲の渓谷の美しさに言葉を失います。

アメリカ国内ではフーバーダムと並んで非常に有名なダムであり、その規模や役割、そして環境への影響など、多方面から注目される存在です。1966年に完成しました、高さ約216メートル(710フィート)で、全米でも屈指の高さを誇ります。このダムによって堰き止められてできた貯水池が、全米第2位の規模を持つパウエル湖(Lake Powell)です。非常に美しい景観で知られる観光名所です。パウエル湖はボート、釣り、水上スキーなどのアクティビティが盛んで、年間数百万人もの観光客が訪れます。巨大な発電所を併設しており、アメリカ南西部一帯にクリーンな電力を供給しています。

日が暮れてきます。街灯の無い道はなるべく日没前に抜けたかったのですが、間に合わなそうです。

I-15をラスベガスに向いラストスパートです。砂漠の中をひた走り、遠くの方にキラキラと輝く光の海が見える、これこそがアメリカドライブやアメリカ長距離バス旅行の醍醐味です。今日一日の「赤茶色の世界」から、一気に「ネオンの世界」へ。今晩はこの不夜城ラスベガスに宿泊します。

ホテル到着

20:00 PM
ラスベガスの宿泊するホテルに到着しました。宿泊したホテルは別の記事でご紹介いたします。

おわりに

2023年のクリスマス。世界遺産のグランドキャニオンの静寂に始まり、ラスベガスの華やかな灯りに終わるという、この上なく贅沢な一日でした。車を走らせながら目にする景色すべてが雄大で、大地の力強さに圧倒され続けました。
私の主観でのリピート評価4段階は以下の通りです。

こちら→★★★素晴らしい、リピート確定
★★☆また来たい
★☆☆普通
☆☆☆微妙

この旅行の記事一覧はこちらからご覧いただけます。アメリカ・カナダ・メキシコ(2023年12月23日~2024年1月2日)

広告

eSIM

海外旅行や出張に出かけるとき、一番気になるのが「スマホはそのまま使えるのか?」ということです。海外eSIMアプリの「トリファ」なら海外旅行出発前に購入してから数分でスマホにインストールできます。複数の国や地域に対応したプランを選べば、乗り継ぎや周遊旅行でも利用できて便利です。

  1. 自分のスマホをそのまま海外で使えて物理的なカードを差し替える必要がありません。よって、差し替えの際に日本のSIMカードを失くしてしまうことが防止できます。
  2. 海外空港に着いたら設定をオンにするだけでインターネットが使えるので、地図検索等も安心です。
  3. 現地到着後SIMカードショップに並ぶことも無く、時間削減にもなります。
  4. デザリングできるので、ホテルの部屋のWi-Fiが弱くても予備として利用できます。デザリングはバッテリー消費が早いので電源を確保できる部屋での利用がおすすめです。

▼ご利用の場合はこちらを押下

海外esimはトリファ(trifa)
タイトルとURLをコピーしました